英訳 万葉撰歌-52 Selected Poems of Manyoshu-52 (8-1564)
秋付(アキヅ)けば 尾花(ヲバナ)が上(ウヘ)に 置く露の 消(ケ)ぬべくも我(ア)は 思ほゆるかも 日置長枝娘子 (ヘキノナガエノヲトメ) (現代語訳) 秋になると、尾花の上に置く露のように、消えてしまいそうに私…
~ 株式会社ゼネラル・カラー・サービス 中湖康太 経済文化コラム ~
秋付(アキヅ)けば 尾花(ヲバナ)が上(ウヘ)に 置く露の 消(ケ)ぬべくも我(ア)は 思ほゆるかも 日置長枝娘子 (ヘキノナガエノヲトメ) (現代語訳) 秋になると、尾花の上に置く露のように、消えてしまいそうに私…
我が背子(セコ)を いづち行かめと さき竹の そがひに寝(ネ)しく 今し悔(クヤ)しも 作者未詳 (現代語訳) わが夫はどこにも行かないだろうと、さき竹のように背を向けて寝たことが、今こそ悔やまれる。 I used to…
我(ワ)が名はも 千名(チナ)の五百名(イホナ)に 立ちぬとも 君が名立たば 惜(ヲ)しみこそ泣け 大伴坂上大嬢 (オホトモノサカノウヘノオホヲトメ) (現代語訳) わたしの浮名は、どんなに大げさに立ってもよいですが、あ…
逢(ア)はむ夜(ヨ)は いつもあらむを なにすとか その夕(ヨヒ)逢ひて 言(コト)の繁しも 大伴坂上大嬢 (オホトモノサカノウヘノオホヲトメ) (現代語訳) お逢いする夜はいつでもありましたでしょうに、どうしてあの夜お…
大伴坂上大嬢の大伴宿祢家持(オホトモノスクネヤカモチ)に贈れる歌三首 玉ならば手にも巻かむをうつせみの世の人なれば手に巻き難し 大伴坂上大嬢 (オホトモノサカノウヘノオホヲトメ) (現代語訳) 大伴坂上大嬢が大伴宿祢家持…
剣大刀(ツルギタチ) 名の惜しけくも 我(ワレ)はなし 君に逢はずて 年の経(ヘ)ぬればが 山口女王 (ヤマグチノオホキミ) (現代語訳) (剣太刀; 名の枕詞) 名など惜しくありません。あなたにお逢いせず年がたって…
君なくは なぞ身装(ヨソ)はむ 櫛笥(クシゲ)なる 黄楊(ツゲ)の小櫛(ヲグシ)も 取らむとも思(モ)はず 播磨娘子 (ハリマノオトメ) (現代語訳) あなたがおられずして、どうしてわが身を装いましょう。櫛箱(クシ…
石川大夫(イシカワノマヘツキミ)の任(マケ)を遷(ウツ)されて京に上(ノボ)りし時に、播磨(ハリマ)の娘子(オトメ)の贈る歌二首 絶等寸(タユラキ)の 山の尾(ヲ)の上(ウヘ)の 桜花 咲かむ春へは 君し偲(シノ)はむ…

バリュー投資の先駆者 ケインズの投資法: 生の言葉・書簡から読み解く (GCS出版) | 中湖 康太, 中湖康太 | 一般・投資読み物 | Kindleストア | Amazon ケインズは、経済学者として活動するかたわら…
大和道(ヤマトヂ)は 雲隠(クモガク)りたり 然(シカ)れども 我(ア)が振る袖を 無礼(ナメシ)と思ふな 右は、大宰帥大伴卿(キョウ)の大納言を兼任して、京に向ひて上道す。この日馬を水城に駐めて、府家を顧み望む。時…