受け入れる To accept others.

好きなことをする

最近、ある若い著名なミュージシャン(以下M)の話を聞く機会がありました。93年生まれの女性なので、ちょうどわたしの子供と同世代の方です。アメリカの大学に留学して優秀な成績で卒業して、現在、世界を舞台に活躍されています。しかし、ご本人は、音楽の専門家、音楽ひと筋、というよりも楽しみながら活動している、という印象でした。働き方について、「一つに絞ることはない、ポートフォリオで考える。より好きなことを仕事に、メインの仕事があるにしても、それにこだわる必要は全くない」という意見です。

大谷翔平選手の二刀流もこれなのでしょう。昨日の常識では考えられないことです。

まず受け入れる、多様性

その中で、ふと自分が注意しなければいけないな、と思ったのは、「昨日の常識は、もう時代遅れ」という話です。しかし、これは必ずしも昨日の常識を否定するのではなく、「常にオープンマインドでいること」、「相手の意見はまず受け入れてみること」ということでした。「多様性を理解する」ことの大切さを話していました。

Mさんは、やはり米国での経験が根底にあり、日米のギャップにとまどうことがあるようでした。日本は、やはり村社会的なところがある、多様性をもっと受け入れることが必要です。これにはまったく同意見です。日本に一番欠けているのが、多様性の受け入れ。逆に言えば、これができれば日本はすごく発展する、将来は明るいと思います。

相手の立場に立つ

わたしも常に相手の立場に立って考えるよう心掛けていますが、Mさんの話を聞いて、自分ではしているつもりでも、本当にちゃんとできているか?、と感じました。常に相手の立場にたって考える、相手の話を聞く、相手のためにする、これが最も大切なことです。気をつけていても忘れてしまう。どうすればよいか・・・

常識のアップデート

ひとつ、ホットする話がありました。それは、「相手の意見をまず受け入れてみること、そのうえで言いたいことがあったら、黙ってしまう、ごまかす、愛想笑いとかするのでなく、その場で本音で議論すること」とおっしゃっていたことです。「それが、常識をアップデートするコツ」だと。

相手は鏡

ちがうと思っても、相手は自分の姿を映しているのかもしれません。新年、「受け入れる」ことを肝に命じ、実行していきたいと思います。

今年もよろしくお願いいたします。

中湖 康太

2022/1/1

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